こんにちは、ぷっぷです。
最近は、高気密&高断熱の住宅が増えてきましたね。
我が家も高気密&高断熱の家を数年前に建てたました。
実際に住んでみると確かに夏涼しく冬も暖かく快適ですが、なぜか隙間風を感じる箇所がいくつかありました。
今回は、我が家が行った2種類の隙間風対策についてお話させて頂きます。
通気口以外から吸気している
断熱材やサッシに拘って建てたのに、隙間風を感じることがありました。
最初は、住宅を高気密化した事で装備される24時間換気システム※1が原因かと思ったのですが、どうやら他の場所からも外気が入り込んでいる感じです。
負圧を高めてチェックしてみた
宅内の窓を閉め切り、通気口の開閉を最小モードにして、キッチンの換気扇を強モードで作動させることで、すきま風が入り込んでいる部分を探す事が出来ます。
サッシの枠部分から外気が入り込んでいるという事例を耳にしていたので、早速チェックしてみましたが、まったく流入している感じはありませんでした。
家の中をティッシュ(かざすと一発で外気の流入が分かります)を片手にうろうろと探し回った結果、コンセントやスイッチパネルからスースーとすきま風が流入してきていました。
特にパイプスペースという2階への上下水道の配管がある場所に設置してあるコンセントは、断熱材が入っておらず配管に通じる壁面だったので酷かったです。
もう1ヶ所酷かったのが、配電盤周辺です。
この配電盤があるのは洗面所なので、入浴時にかなりスースーしているので要改善ポイントです。
配電盤のすきま風対策
先ずは配電盤のカバーを外します。
- 赤丸のロックをマイナスドライバーで解除します。
- ロックを解除したら赤丸部分を指で押し込むと外枠が外れて裏側へアプローチ出来るようになります。
カバーを外すと分かりますが、分電盤は様々なケーブルが壁面から出ているので、ガッツリ穴が空いてます。「これは寒くて当然だよね」と思えるレベルです。
この様な隙間には、エアコンパテが効果抜群です。
難燃性なので安心してケーブル束の穴埋めに使用できます。
エアコンパテで埋めるだけで、嘘のようにすきま風が解消されました。
配電盤以外にキッチンなどの水廻りが寒い場合は、床と配管の隙間をエアコンパテでしっかりと塞いであげる事で、すきま風を止める事が出来るようになります。
コンセントスイッチのすきま風対策
コンセントのすきま風対策には、埋込防気カバー(Panasonic)を使用して対策します。
電源廻りの作業となるので、配電盤で該当する箇所のスイッチをOFFにします。
スイッチから電線を外す作業(電気工事士の資格が必要となる作業です)もあるので、知り合いの電気屋さんに作業してもらいました。
ただし、埋め込み防風カバーにカッターで切れ込みを入れて、スイッチを通した後にテープなどで補修するのであれば、電線をスイッチから外していないのでDIYで可能な作業となるのかと思います。
(認識違いだったらごめんなさい)
防風カバーを装着してみた
外側の化粧枠を外したら4つのネジを外せるようになります。
- 赤丸のネジを外し化粧枠をマウントしていたフレームを外します。
- 化粧枠マウントのフレームを外したら、残りのネジ(長い)を2つ外しスイッチユニットをフリーにします。
スイッチから配線を外し、防風カバーの背面から配線を突き刺して、スイッチユニットを戻していきます。(配線の抜きさしは電気工事士の友人にお手伝いして頂きました)
あとは外したものを順に戻していくだけです。
※すきま風の強い箇所のスイッチ/コンセントは、汚れが他の箇所に比べてレベル違いで酷いので、壁紙用の消しゴム(練消しゴム)でお掃除します。
埋込防風カバーの効果は?
パイプスペースにあるコンセントとスイッチに埋込防風カバーをセットした後に、キッチンの換気扇を強Modeで負圧を発生させます。
手をかざしてみても、すきま風は一切入ってきません!
ティッシュをかざしてみます・・・。
ピッタリと密着した状態から浮き上がる事はありません。感動レベルです!
埋込防風カバー・・・いい仕事してくれてます(*^^*)
まとめ
今回装着した埋込防風カバーや配電盤のすきま風対策は、電気屋さん曰く指示がない限り作業しない作業項目らしいです。
しかし住宅を建築する際に、そこまで細かい指示なんて施主側で出来ないですよね。
そして後から作業するとなると、スイッチやコンセントを一度バラシてからでないと装着できないので、工賃が嵩んでしまいます。
これから住宅建てる方、電気工事がまだこれからの方は、是非埋込防風カバーの装着を現場監督にお願いしておくことをおすすめします。
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