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狭い隙間に耐震対策してみた

アイキャッチ画像 おうちの管理

こんにちは、ぷっぷです。
みなさんは家具の耐震対策していますか?

我が家では、新築する際に棚やクローゼットは作り付けにして、唯一持ち込んだ家具(義母から頂いた桐たんす)は、壁面内に隙間なく収納できるように設置して安心しきっていました。

しかし先日観たTVの災害対策特集で、固定されていない家具の危険性を再認識し、壁面に収納された桐たんすを固定してみました。

今回の固定方法は、約5.5cmというスペースでのローコストな耐震固定法です。

仇となったタンスの壁面収納設置

スッキリと壁面内に設置した桐たんす。
表から見た上部の隙間は約1cm(狭い箇所だと6mm)で安心しきっていましたが、フローリングに設置しているので、横揺れした場合は勢いよくスライドしてしまいそうです。
※実際引き出しを勢いよく引き出すと、タンスが若干ズレる事がありました。

壁面臭のされた桐タンスの正面画像

写真を見てもらうと分かりますが、壁面収納された桐たんすの上部には棚板が作られてます。
この棚板は断面がコの字で支えとなる木材がある為、正面から見れば隙間は極僅かですが、横から確認すると広い箇所で約5.5cmの空間があります。

壁面収納された桐たんすの隙間画像

Max5.5cmで突っ張れる耐震固定具であれば問題なく設置できそうなので、早速検索してみました。

継ぎ足し可変調整方法のタイプは見つかりましたが、接続方法とピンポイント支持で強度的に不安なのと各コマの最大値しか表示されておらず確実に使用できるのか分からなかった為、個人的にはこのタイプは購入に至りませんでした。

また狭い場所用に壁面に固定するタイプもありましたが、妻が大切にしている桐たんすという事もあり、粘着剤や金具による固定法は使用できません。

無ければDIYしよう!

という事で、無いものはDIYです。
しかしDIYといっても代用品に滑り止めシールを貼るだけです 笑

耐震ツッパリDIYで使用したモノ画像

使用した部材①:プラ木レン

今回耐震突っ張り棒の代用として注目したのが、プラ木レン。

このプラ木レンは、元々建築資材で乾式二重床工事に使用する床支持具です。
床を支えるのに使用するという事は、強度的にも最適ですし、サイズバリエーションも豊富です。
接地面積が広いので安心感もUPです!

プラ木レンメーカー画像
プラ木レン型番調整範囲(mm)
0A型31~40
1A型37~51
2A型46~63
3A型59~83
4A型74~102
5A型97~146
6A型124~175
7A型147~215
8A型194~275
調整範囲はスラブ面からプラ木レン釘打ち台板の天端まで

プラ木レンの板の部分は(97x97mm 厚さ15mm)で各種共通ですが、プラパーツの部分は型で異なり、0A型~1A型が85パイ、2A型~8A型は100パイになります。

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最小の0A型の標準合板を薄い板へ交換すれば、さらに狭いスペースへ対応させる事も可能となります。

使用した部材②:TRUSCO社製 滑り止めシートA4サイズ

0.8mmの薄いA4サイズの片面粘着剤付きシートなので必要サイズに切り出して使用しました。
メーカの用途説明にもマットや家具、電化製品のずれ防止用下敷き用とあったので安心ですね。

プラ木レンに滑り止めシートを貼り付け

用意した2A型のプラ木レンの木材面へ9cmx9cmにカットした滑り止めシートを貼り付けます。

プラ木レン画像1

プラ木レンの円形のプラスチック部品にも滑り止めを貼りたくなりますが、この面に貼り付けてしまうと、ネジ部品が一つの構造(どちらかの接地面が回転して突っ張る構造)のため、突っ張り固定できなくなってしまいます。

また、プラ部分にはグリスが塗られています。不要なグリスが垂れてきても嫌なので、薄く残る程度に拭き取りました。

プラ木レン画像2

隙間にインストール

プラ木レンを乾式二重床に使用する際は、プラスチック部分が下になりますが、今回は桐材という柔らかい素材が相手なので、木材部分を桐たんす側にして設置しました。

壁面収納桐たんすの耐震ツッパリ画像

設置の都合上桐たんす左側のクリアランスは、幅木の厚み(7mm)のみなので、我が家では右側に2つ前後で設置しました。

しかし右側のみの突っ張りでは固定バランスが悪くなってしまうため、追加でエラストマー製の家具固定板(床とたんすの間に挟む板)を購入して設置しました。

この板を床との間に挟み込むことで、若干重心が後方へ下がる事で、家具が前面へ倒れる事を防いでくれます。

桐たんす転倒防止安定板設置画像

たんすと床に若干隙間が生じますが、引き出しが開け閉めし難くなることは無かったです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
既製品の突っ張り耐震アイテムでは固定し難い高さでも、プラ木レンなら最小31mmからのサイズ設定なので幅広く対応できるので、我が家のように対応サイズが無いからと耐震固定を諦めていた方にもお勧めできます(*^^*)

また、今回耐震アイテムを調べていたら、広い面積で固定するタイプがありました。

この面で支えるタイプは、見た目がスッキリしているだけでなく、従来の左右個別で突っ張るタイプよりも効果が高そうなので、実家の家具の固定に使ってみたいと思います。





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