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第二種電気工事士試験 独学一発合格対策(技能編)

アイキャッチ 電気工事

こんにちは、ぷっぷです。
住んでから気付く事が多いコンセントやスイッチの仕様。
もっと機能性の良いものやコンセントの口数を増やしたくなりますよね。

交換作業自体は簡単ですが、火災などのトラブルの原因となるため、壁から内側の電気に関する工事は電気工事士(住宅で行う一般的な電気工事は第二種電気工事士という資格になります)という国家資格が必要になります。

という事で、アラフィフ電気知識ゼロのわたしが独学で一発資格取得出来た勉強方法や購入した道具についてお話していきたいと思います。

筆記試験終了から技能試験までの過ごし方

私が受験した令和5年度では、マークシート方式の筆記試験日から技能試験までの期間は最大で55日ありました。
しかし公式サイトで筆記試験合格の確認が出来たのは11月22日なので既に24日が経過しています。

つまり筆記試験の合格通知が来てから技能試験の準備をしていたら時間を損する事になります。

筆記試験を終えたら自己採点し、30問以上正解する事が出来ていたら、即道具を揃えて技能試験の練習をする事を強くオススメします!

技能は時間との闘い!

技能試験は時間との闘いです。
いかに効率よく複線図を書き、施工する事が出来るかで合格率が変わります。

技能試験の制限時間は40分
この時間内で複線図(必須ではありませんが施工ミスが減ります)を書いて施工を終わらなければ即不合格確定となります。

また、【 技能試験の概要と注意すべきポイント 】が電気技術者試験センターからアナウンスされています。こちらは一読しておく事を強くお勧めします。

技能試験に関しては候補問題(13種類)が公式サイトでアナウンスされます。
この候補問題を練習していくのですが、初めて練習した際は簡単な問題でも40分で終える事が出来ませんでした。これはかなり焦りました(^^;

そこで以下の時間で候補問題をクリアー出来るように創意工夫して練習しました。
複線図の作成(3分)+配線施工(25分)+見直し(2分)+予備(10分)

電気工事士技能試験イメージ画像

技能試験の道具について

技能試験を受けるにあたり、いくつかの道具を購入する必要があります。
電気技術者試験センターでは、最低限必要な工具7点を指定工具として定めています。

 ① 電工ペンチ
 ② +ドライバー
 ③ -ドライバー
 ④ 電工ナイフ
 ⑤ メジャー
 ⑥ ウォーターポンププライヤー
 ➆ 圧着工具(黄柄/JIS規格の刻印が出来るもの)


ここで注意したいのは、安いものを選ぶのではなく、使いやすいものを購入する事が大切です。

上記の指定工具にはVVFストリッパーはありませんが、必須工具だと思って購入した方が良いと思います。
因みに、ホーザンさんのVVFストリッパーP-958は多機能で、測る/切る/剥く/のの字曲げが作業が出来ます。
※のの字曲げプライヤーは慣れると2本同時に作成する事が出来ます。


ホーザンさんではDK-28という基本セットがあります。
わたしは失敗したくないのでホーザンさんのセット品(合格ツールがセットになった品)を購入しました。
※セット品を購入するメリット:ホーザンさんが製作した該当年度の候補問題集もゲットできます。

名 称型 番
プラスドライバー⊕No.2
マイナスドライバー⊖5.5
ペンチP-43-175
圧着工具P-738
VVFストリッパーP-958
電工ナイフZ-680
ウォーターポンププライヤー P-244
布尺SB-67
DK-28にセットされている工具

ホーザンさんのセット品は多数ありますが、技能試験に必要な工具(上記DK-28)に便利ツール(合格マルチツールDK-200 / 合格ゲージP-925 / 合格クリップP-926)がプラスされているタイプがオススメです。

↓ わたしも購入した合格ツールがセットされたオールインワン品

あると便利!技能試験のお役立ちツール

ホーザンさんの合格シリーズはとても優秀で時短に貢献してくれました!

①合格ゲージ:P-958 VVFストリッパーに装着して使用する事で、規定サイズで被覆を素早く剥く事が出来るようになります。
P-958は、測る/切る/剥く/のの字曲げが作業が出来ます。
わたしはガッチャンより相性が良かったです。

合格ゲージの画像

②合格クリップ:ケーブルを容易に束ねる事が出来るので、3本以上の結線ミスが減少します。
ただし、説明書にある合格クリップを使用して仮止めとして使用し、配線をチェックしてから結線しようとするとタイムロスとなる候補問題もあるので、あくまでも3本以上の固定に使用した方が良いと思います。

合格クリップの画像


③合格マルチツール:器具からケーブルを外す機能(ブレード)、スリーブの保持機能とレンチ(管問題に対応できます)機能が付いているので、ウォーターポンププライヤー不要で管を固定する事も出来ます。

合格マルチツールの画像

↓ 合格ツールのみのセット品

新発売の便利ツール

ホーザンさんのサイトを見てみると、新たな便利ツールが発売されていました。
多くの受験者が苦手とする”のの字曲げ”を容易に行えるドライバー。
わたしが受験した時には未販売だったのでP-958で行っていましたが、これは便利そうです!

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時短に貢献してくれたアイテム

上記の必須アイテムに加えて、使用したことで時短に繋がったアイテムがいくつかあります。

①作業用手袋:適度にフィットしてくれるものを選ぶ事で作業効率が大幅UPします。
また、知らぬ間に手を切ってしまう事もあるので、保護目的でも使用した方が良いと思います。
ちなみに私は3Mのコンフォートグリップグローブを購入しました。

②ラチェットドライバー:掌に収まる大きさでギヤ数も最適で素早く作業する事が出来ます。
ランプレセプタクルや端子台のネジ作業に重宝しました。固定モードで本締めが出来ます。

③収納箱(パカットバック):卓上に置いて大きく開閉できるので道具が散らからずに済みます。
わたしはLを購入しましたが、ガッチャンを使わないのであればMサイズの方がコンパクトで良いかもしれません。

④ケーブルストリッパー:挟んで回すだけでVVRのシースと介在物を容易に剥く事が出来ます。
これは車いじりでも使用している愛用品です!

購入したが使わなかったもの

慣れない電気工事と初めての受験のため、万全の対策で挑む為、色々なものを購入しましたが、使わなかったものものいくつかありました。

技能試験用参考図書

筆記試験では必須だったので参考図書も購入しましたが、技能試験対策では必要性をあまり感じませんでした。
動画サイト(ホーザンさんの電工の虎)を参考にした方が良いかと思います。

VA線ストリッパー(ガッチャン)

ネットで検索をしていると、VA線ストリッパー(通称ガッチャン)の方が時間短縮が出来ると書かれていたので購入してみました。

ゲージも刻まれていて、握るだけで皮むきが出来るのでとても早く作業が出来ますが、ガッチャンは引き千切る仕様なので、切り口が雑になってしまうのと、限られたスペースで作業するには、ホーザンさんのVVFストリッパーに合格ゲージを装着した物の方が相性が良く速度的にも大差なかったです。

また日曜大工的に電気工事を行うプライベーターの方は、作業速度は求めないと思うので電気工事士として活躍する方以外は高価なVA線ストリッパーは不要かと思いました。

合格配線チェッカー

ホーザンさんのZ-222という合格配線チェッカー。
これは電池を使って、正しく配線されているかどうかを調べるものです。
電気工事に不慣れだったので購入してみましたが、乾電池(1.5Vx2の仕様)なのでホタルスイッチやパイロットランプを点灯させることが出来ないため、微妙でした。

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わたしは、LED電球とブレーカー端子にプラグを接続したものを使用して配線チェックを行いました。
写真にはありませんが、コンセントにはスマホの充電端子を繋げてチェックしました。

自作配線チェックの画像

技能試験候補問題の学習方法

わたしは技能試験の勉強は、 ”動画(ホーザンさんのサイトにあります)”で基礎を学びました。
また、このサイトは欠陥事例施工寸法初心者向けのアドバイスもあり、とても参考になりました。

ただ、ホーザンさんの作業説明動画は、施工手順についてしっかりと説明されていてとても良いのですが、この通りに作業を進めると、施工ミスを減らすための作業(特にクリップによる仮止め作業)が増える為、わたしは時間が足りなくなりました。

自分がやりやすい様にアレンジしましょう。

わたしが行った練習方法

技能試験対策は、とにかく練習あるのみ!

 ① すべての候補問題を制限時間内で終わらせることが出来るように毎日1つずつ練習
 ② 候補問題の複線図を”はがきサイズの用紙”に3分以内で書く練習
 ③ 廃材でランプレセプタクルの輪作りなど苦手な作業を反復練習
 ④ 試験会場と同じ狭いスペースで作業場で練習


筆記試験は間違えがあっても合格点を取れば合格でしたが、技能試験は1発不合格となる施工ミスがあるためミスは許さないので、時間がある限り練習を行いました。

技能試験会場は長机に二人掛けだったので、着座場所により道具を置く場所が異なります。
道具を置く場所が変わることも頭に入れて練習した方が良いかと思います。

練習部材について

わたしは電線や器具がセットとなっている練習キット(3回セット)を購入して練習しました。
中々良いお値段がするので、購入を躊躇してしまいがちですが、わたしの経験からすると2回セット以上がオススメです。

その理由は、問題や基本的な作業を理解するために1回分を消費してしまうと、時間を計測しての練習が出来なくなってしまうからです。

わたしは日頃から自宅や車などのDIY作業をしているので、作業に苦労しないと思っていましたが、時間内に作業を終了しなくてはいけないという事があったため、タイムアタック練習を2回する事で全ての候補問題を時間に余裕を持って終了する事が出来るようなりました。

電気関係のDIY未経験者や、時間内に作業完了する事に不安を感じる方は3回セットがオススメです。

技能試験で行った時短策

しっかりとミスする事無く候補問題をクリアーする事が出来る様になったら、次は時短対策です。
わたしが技能試験で役立った時短策をいくつかご紹介します。

時間イメージ

時短のコツ①

技能試験ではスリーブを使ったケーブルの結線作業があるのですが、これをいかに正確に一発でまとめるかが重要です。
この結線作業ですが、本数が増えれば増えるほど作業し難くなるので、私は以下の要領で作業をしました。

 (1)候補問題を見て結線本数の多い箇所を把握しておく
 (2)その結線箇所に使用するケーブルを切り出す
 (3)焦らずしっかりケーブルをまとめて結線する


動画サイトを見ると、はじめにケーブルを必要な長さに切る事を推奨するやり方がありますが、切ったものを間違えて結線してしまうとタイムロスとなるので、わたしは都度切り出すやり方で練習しました。

実際試験会場のテーブルが狭かったので、都度切り出し施工に慣れておいて良かったと思いました。

時短のコツ②

施工する際に器具(コンセントやランプレセプタクルなど)への接続は一番最後にまとめて行うようにしました。
理由は、スリーブを使用した結線をする際に器具が付いているとスリーブを使用した結線がやり難くなってしまうからです。

時短のコツ③

多くの方が実践していますが、布尺をマスキングテープで固定すると作業しやすくなり時短に繋がります。
ただし試験開始前に固定すると注意されるので、試験開始後に固定しましょう。

時短のコツ④

技能試験会場では約60cmx40cmのボール紙の上で作業をします。

スペース的にも狭いうえに、このボール紙は歪んでいるので机の上に置くとパカパカ浮いてしまいます。

このままでは作業がとてもやり難くなってしまうので、わたしは試験開始後にマスキングテープで四方を止めてから作業しました。
これだけでも大幅に作業はしやすくなります。

まとめ

技能試験はミスが許されませんが、候補問題が公表されているので事前に練習(対策)する事が出来るので、完璧に施工出来るようになるまで練習する事が出来ます。

わたしは『これ、簡単じゃん!』と思って候補問題をやってみたら、予想以上に時間が掛かってしまったため、複線図の作成(3分)+配線施工(25分)を目標に練習を重ねました。

初めて受験される方は、どんなに簡単な候補問題であっても手抜きせず反復練習をしておきましょう!


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