こんにちは、ぷっぷです。
以前の記事で、すべり台シンクに装着されているボトルトラップへパイプ洗浄液を注入するには、テクニカルショットで注入させる必要があるとお話させて頂きました。
今回はTOTOさんのボトルトラップでも、ドメストなどのパイプ洗浄液を容易に排水パイプまで届かせるツールを作ってみたので、そのご紹介です。
TOTOさんのボトルトラップ構造をおさらい
すべり台シンクに取り付けられている特殊なトラップの構造をおさらいします。
この図からわかるように、ボトルトラップの場合、封水筒を外しても封水槽が見えるだけで、排水パイプ側へアプローチする事が出来ません。
そして封水槽から溢れた水が排水パイプ側へ落ちる仕組みになっているようです。
取り扱い説明書のお手入れ方法には、パイプ洗浄液に関する説明書きが殆ど無かったため、TOTOさんのお客様相談室へ問い合わせてみました。
TOTOさんの回答だと、封水へパイプクリーナーなどの洗浄液を入れるのではなく、封水を貯めている槽の外側にある隙間にパイプ洗浄液を(販売している会社の指示に従って)注入してくださいとの事でした。
キッチン用のドメストで隙間を狙ってみましたが、かなりの無理ゲー状態です。
そこで洗浄液をしっかりと流し込めるように策を考えてみました。
パイプ洗浄液投入ツールの作成
隙間に液を流し込むには、差し込み角度がきつい上に、シンクがせり出しているためパイプを使って流し込む方法が最適かと思いDIYしてみました。
用意するもの
- ビニールパイプ内径16mm/50cmくらい
ホームセンターのホース売り場で切り売りしてくれます。
これ以上太いと隙間から差し込みにくく、これ以上細いと漏斗とのジョイントが微妙です。 - プラスチック製のしっかりした漏斗
seriaで2つセットで100円のものを購入しました。
ビニールパイプと漏斗をドッキングさせただけの超カンタンツールですが、パイプ洗浄液の注入は格段に向上します。
以前紹介したシンク蓋と共に標準装備して欲しいレベルです。
作り方
漏斗にビニールパイプを差し込むだけで完成です。
ただし一度差し込んでしまうと、漏斗がテーパー形状のため外すのは困難です。
パイプ洗浄液投入ツールを使用してみた
ボトルトラップの洗浄を行った後で(ボトルトラップの洗浄はこちらのブログに記載してあります)、封水槽の上部隙間(水が零れるところ)からパイプをどんどん入れていき、あとはパイプ洗浄液に記載されている量を漏斗へ投入します。
洗浄液を規定量を投入したら、パイプを引き抜いて終了です。
※ビニールパイプの劣化を防ぐため、DIYしたパイプ洗浄ツールは別の流し(洗面所など)でしっかりと流水洗浄しておきましょう。
規定時間経過後に、シンクにお湯を貯めて一気に流して排水パイプの洗浄は終了となります。
今回の方法では、ボトルトラップ本体のヌメリをお掃除する事は難しいので、以前ご紹介した「排水管もこもこクリーナーNEO」を使用するのが簡単で綺麗に除菌する事が出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
マニュアルに記載してあるお掃除をしっかりしても、排水パイプより先はお掃除出来ていません。
最悪シンクが詰まってしまう事になってしまいます。
数百円で作れるツールで排水パイプ洗浄液を定期的に流し込むことで、シンクの詰りを予防することが出来ます。
TOTOさんのミッテやクラッソをお使いの方は、是非試してみて下さいね。
コメント