こんにちは、ぷっぷです。
宅外の掃除や洗車に愛用されている高圧洗浄ですが、実はご近所トラブルの元になっている事をご存知でしたか?
今回はそんな高圧洗浄機の騒音と水しぶきについてのお話です。
高圧洗浄機は近所迷惑
水圧で汚れが落とせる高圧洗浄機ですが、利便性だけで使用すると近隣トラブルに発展しかねません。
実際ネットでも「高圧洗浄機 迷惑」で検索をすると高圧洗浄機が発する音や水しぶきが問題となっている事例がとても多く目にとまります。
実際我が家でも、お隣さんが高圧洗浄機で洗車をして、その水しぶきが洗車したばかりの我が家の車に飛んでいた・・・なんて事もありました。これ地味に凹むんですよね。
それでは騒音問題から順に対策をお話していきますね。
音対策はモーター選びがPoint
高圧洗浄機全てが同じレベルでうるさい訳ではありません。
製品によって作動音や音の質(高い低い)の差がありますが、この音の差の原因となっているのがモーターです。
そこで高圧洗浄機に搭載されているモーターを調てみたところ、ユニバーサルモーターとインダクションモーターの2種類に分かれている事がわかりました。
製品によってはモーターの種類を表記していますが、表記されていない場合は、(東日本50kHz地域用とか西日本60kHz地域対応)と表記されている製品が、インダクションモーターを使用している製品になります。
ユニバーサルモーターについて
比較的安価な高圧洗浄機に採用されているモーターの大半がユニバーサルモーターです。
ユニバーサルモータの特徴は、価格が安くて使用地域(東日本は50kHz)/西日本は60kHz)を選ばなくて良いが、モータ作動音が甲高く響きやすいうえに寿命も短いです。
メリット
- コンパクトにパッケージングできて軽量なので持ち運びに便利
- 周波数を選ばなくて良いので、全国どこでも使える
デメリット
- モーターが摩耗劣化するので耐久性が低い。
- 出力(パワー)が弱くなってしまう。
- 部品が接触する事で動作音が大きくなってしまう。
インダクションモーターについて
高パフォーマンスの高圧洗浄機に多く採用されているインダクションモーターは、制限がありますがパワーがあり、耐久性も高く、稼働音も小さめです。
メリット
- パワフルなので汚れ落とし効果も期待できる
- 耐久性が高く長持ちする
デメリット
- サイズが大きく重量も重くなってしまう
- 使用地域(東日本は50kHz)/西日本は60kHz)が限定される
※電気の周波数ですが、新潟・群馬・山梨・静岡(富士川より東)より東が50kHzとなり、富山・長野(50kHz混在地域があります)静岡(富士川より西)が60kHzとなっています。
騒音レベルと照らし合わせてみる
高圧洗浄機の性能表にデシベル(db)表記されていても、それがどれくらいの騒音レベルか見当がつかないので、身の回りにある音に照らし合わせてみました。
120db | 飛行機のエンジン近く |
110db | 自動車のクラクション(前方2m付近) |
100db | 電車が通る時のガード下 |
90db | 犬の鳴き声(正面5m付近),騒々しい工場の中 |
80db | 地下鉄の車内,電車の車内,ピアノ(正面1m付近) |
70db | セミの鳴き声(2m),騒々しい事務所の中,騒々しい街頭 |
60db | 乗用車の車内,普通の会話、洗濯機 |
50db | 静かな事務所,クーラー(屋外機・始動時) |
40db | 図書館や静かな住宅地の昼間,コウロギの鳴き声 |
30db | 囁き声 |
20db | 木の葉のふれ合う音 |
10db | 蝶の羽ばたき |
いくつかの製品を見ていたのですが、99.9dbと表記されている製品もありました。
製品仕様書で99.9dbは確実にご近所迷惑レベルですよね。
因みに我が家で使用している高圧洗浄機はケルヒャーK3サイレントベランダ(騒音レベル約65dB)を使用していますが、作動音が低音なので体感レベルではもっと静かなように感じます。
深夜早朝などを避け、隣家の近くに置かないなどの配慮をすれば、この機種であれば問題は無いかと思います。
※もちろん使用する際はお隣さんへのお声掛けも忘れずに!
続いては、水しぶき問題。
水しぶき問題
我が家が被害を受けたように、知らぬ間に隣家を汚してしまっているケースもあります。
これは立地の状況や天候(強風)によって大きく差が出ますが、使用している際に水霧の飛んでいく方向もしっかりとチェックする必要があります。
隣家との距離が近い場合は、雨が降っている日に作業をするという荒業も一つの手ですね。
我が家のケルヒャーK3サイレントをカスタム
我が家では、駐車場や玄関、ベランダ、家庭内配管掃除に高圧洗浄機(ケルヒャーK3サイレントベランダ)を使用しています。
今までは風のない日に圧力抑え目(飛び散るからね)で使用していましたが、いまいち綺麗にならないうえに自分がずぶ濡れ状態でした。
先日何気なく公式サイトを見ていたら素敵なアクセサリーパーツを見つけたので試してみました。
水しぶき対策品(スプラッシュガード)を付けてみた
スプラッシュガードとは
スプラッシュガードとは、ケルヒャーで洗浄する際の水や汚れのハネを防いでくれるアクセサリーパーツです。水ハネが多い隅や角の部分の洗浄に活躍してくれるそうです。
え?取り付け出来ない?
スプラッシュガードが届いたので、早速取り付けてみました。
サイクロンジェットノズルには気持ちよくカチっと固定出来ましたが、バリオスプレーランスには取り付ける事が出来ませんでした。
公式サイトの対応表を見ると分かるのですが、旧式のバリオスプレーランスには取り付け不可となっています。
バリオスプレーランス(水圧が調整できるノズル)がテーパー形状のため、しっかりと固定が出来ません。これは公式サイトの画像を見ればわかるのですが、バリオスプレーランス自体が別物ですw
因みに我が家の旧式とはこんな形状のバリオスプレーランスです。
使用頻度が低いサイクロンジェットノズルのみ装着できるとか残念過ぎます・・・。
強引に旧式バリオスプレーランスにガードを装着!
諦めの悪い私は、少し強引な方法でバリオスプレーランスにアタッチメントを装着してみました。
使用したのはコレ!
バリオスプレーランスにアタッチメントを装着し、爪が接している部分にUVボンディを前後から流し込んで固定します。
(注意ポイント)
UVボンディで黄色いアタッチメントパーツを固定する際は、スプラッシュガード本体を装着し、位置決めを行ってから固定しましょう!
スプラッシュガードを使った感想
洗浄する際の水跳ねを防ぐパーツなのですが、何故かブラシが付いています。
擦り洗いも出来るようになるパーツかと思いきや、このブラシは水跳ねを防止する重要なパーツです。
このスプラッシュガードを装着して使用してみて分かったのですが、この先端のブラシが絶妙な仕事をしてくれるのです!(マキタや京セラさんでも同形状なのが納得です)
水跳ねを防止するガードがラッパ形状だと、接地していない部分(地面との隙間)が出来るので、そこから水跳ねしてしまうのですが、ブラシ形状なのでしっかりと接地して、ブラシの束が飛び散る水を抑え込んでくれるので、ホント快適に作業できるようになりました。
また透明なので、内部の様子も確認しながら作業が出来るのでホント便利です。
敢えて欠点を言うのであれば、アタッチメントをケルヒャー側のノズルに一度取り付けてしまうと、しっかりと爪が掛かるので、外すのが困難になる点くらいです。
しかしスプラッシュガードは近隣の迷惑や快適性を考えると、外す事は無いと思うので欠点という欠点ではないですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
水の力でこすらず綺麗にお掃除が出来てしまう高圧洗浄機はとても便利ですが、騒音や水しぶき対策をしっかりと行わないとご近所に迷惑をかけてしまいます。
これから高圧洗浄機を購入する際は、常用吐出圧力(7.5MPaもあれば十分かと思います)ばかりではなく、騒音レベルやモーターの種類(ユニバーサル/インダクション)にも注意しながら選ぶと良いかと思います。
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