こんにちは、ぷっぷです。
3月に突入して一気に春めいて暖かくなってきましたね。
暖かくなるのは良いのですが、わたしの嫌いな虫も活性化しはじめます・・・。
その中でも特に悩ましいのがコバエ。
ぶーんと一匹飛んでいるなと思っていると、知らぬ間に増殖してしまうので意外と厄介。
キッチンやバスルーム、トイレなどに発生するケースでは、お掃除頻度を上げて清潔に保つことで発生を抑える事が出来ます。
しかしいくらお掃除をしていても対処できないのが、観葉植物に発生するコバエ。
今回は観葉植物付近に発生するコバエ対策についてお話させて頂きます。
観葉植物に通常の殺虫剤はNGです!
ぶ~んとお部屋を飛んでるコバエは殺虫剤で一撃ですが、観葉植物周辺でスプレーするのは厳禁です。なぜなら多くの殺虫剤は油性だからです。
強い薬剤が混ざった油分が植物に大量に付着すると高確率で枯れてしまいます。
観葉植物の健康を考えると、殺虫剤選びも実は重要だったりします。
この殺虫剤は、天然除虫菊エキスからつくられた水性の殺虫剤なので、観葉植物にも安心して使えます。もちろんゴミ箱にも使えますよ。
でもね、実際これだけではコバエ完全殲滅とはなりませんでした。
知らぬ間にコバエが大量生産されている
観葉植物は成長を促す為、春や秋(夏は日差しが強いのでNG)には観葉植物を宅外に出して、寒くなり始めの頃に、虫がついていないかチェックをして宅内に入れています。
そして観葉植物を宅内に移して暫くすると、室内でコバエを見かけるようになります。
つまり卵/幼虫/蛹の状態のコバエが鉢の中に潜んでいて室内で羽化したという事になります。
コバエを完全殲滅させるには、撃ち落とすだけでなく鉢の中に対策を施す事がとても重要なのです!
キノコバエという敵を知る
観葉植物に集まってくるコバエは、キノコバエという種類のハエで、気温25度~30度/湿度60%(春から夏)でもっとも活発となります。
そんなキノコバエですが、寿命は意外と短くオスで4日~10日/メスで4日前後という短命ゆえに、一度で百個近くも卵を産むと言われています。
さらに産み付けられた卵は、4~7日で孵化し、幼虫は8~20日で蛹(3~5日続きます)となり、その後羽化します。幼虫期には根を食害する事もあるので、まさに観葉植物の天敵でもあるのです!
キノコバエ完全殲滅作戦
コバエを完全に殲滅させには、対空攻撃と地中攻撃の両方を行う必要があります。
対空攻撃に関しては、始めに紹介したムシクリンで撃墜します。
そして地中攻撃で鉢内に潜むキノコバエの卵/幼虫/蛹も徹底的に殲滅していきます。
木酢液でコバエ殲滅は出来るのか?
多くの方が虫を寄せ付けない土壌対策と聞くと、木酢液を思い浮かべます。
しかしこの木酢液ではコバエは殲滅できないどころか、逆に活性化させてしまう恐れがあります!
なぜ木酢液がコバエ殲滅に有効でないかと言うと、木酢液の効果に理由があります。
木酢液は、脱臭・防臭/防腐/(臭いによる)防虫効果/微生物活性化/防カビ・防菌・抗菌作用がありますが、微生物が活性化される事で土壌の有機物が増え、キノコバエが好む土壌(餌の多い土壌)となってしまいます。
鉢まるごと水没でコバエ殲滅作戦はどうなの?
鉢の土中に潜む虫や蟻の駆除を行うのに水没駆除というやり方があります。
これは、水を入れたバケツに鉢を丸ごと入れて水没させることで、土中の生き物を酸欠状態にして駆除するという方法です。
我が家でもこの方法を試しましたが、完全に酸素を抜く事が出来なかったのが原因か分かりませんが失敗に終わりました。
因みに、数年前にエバーフレッシュの古木を購入した際に、土壌に蟻が住み着いていて水没処理をしましたが、蟻を駆除する事は出来ませんでした。
おすすめの土壌殺虫剤【ダントツ】でコバエ殲滅作戦
我が家がコバエで悩んでいる事を、好意にして頂いているバラ屋さんに相談すると、ある薬剤を教えてくれました。
それが住友化学㈱のダントツ水溶剤です。
この水溶剤は農薬と言っても、危険性が低く取り扱いに関してハードルは低めとの事。
でも使用上の注意は必ず読んで厳守しましょう!
農林水産省登録 | 第20798号 |
種類 | 殺虫剤 |
毒性 | 普通物(毒物及び劇物に該当しないものを指していう通称) |
危険物 | 非該当 |
有効年月 | 5年 |
早速購入して規定量に薄めて霧吹きで鉢の上面にスプレーしたところ、1回でコバエを殲滅する事が出来ました。
※卵状態には薬剤は効かないので、場合によっては日を変えて数回散布する必要があります。
ダントツのデメリット
お手軽でコバエを殲滅できるダントツですが、わたしが使ってみてデメリットを感じたことがいくつかあったのでリストアップします。
- キャップの目盛りが最低5gから。
コバエ対策用に3,000倍で作るとなると15ℓとなるので一般家庭では困ってしまいます。 - 水溶液が作り置きできない。
計量して作るのが面倒だったため多めに作って保管していたら、霧吹き内部にマリモ大のカビが出来ていた。 - 量が多すぎて一般家庭では使いきれない。
125g入りのもので3,000倍希釈で375ℓの水溶液が作れますが、5年以内(有効年月)に使いきる自信が無い。
おすすめ!ダントツ水溶剤の便利な使い方
デメリットがいくつかあるもののコバエ殲滅にはダントツ水溶剤がとても有効なので手放せません。
そんな我が家でのダントツ水溶剤の使い方をご紹介します。
用意するもの
- ダントツ水溶剤
- デジタル測り
- 空のペットボトル(500ml)
※保管して邪魔にならない数 - 霧吹き
鉢の土壌表面にまんべんなく浸透させるために使います
空のペットボトルに0.1gのダントツ水溶剤の粒だけを入れて保管しておけば、使う時に300mlの水を足してシェイクするだけで3,000倍のダントツ水溶液が簡単に作れちゃいます。
出来上がったダントツ水溶液は、霧吹きに移して土壌にまんべんなくスプレーします。
状況によって異なりますが、土の表面から3㎝位に浸透すれば良いかと思います。
私は4号鉢で10回~15回ほどプッシュしています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
コバエ対策は、飛んでいる成虫のみではなく、卵や幼虫に対しても行わない限り、永遠に空中殲滅戦が続いてしまいます。
季節が春めいてくるとコバエも活性化してきます。
観葉植物にしっかりとコバエ対策をして、コバエのイライラから解放されちゃいましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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