こんにちは、ぷっぷです。
みなさん、キッチンシンク下の異臭の原因は、トラップやジョイント部分だけだと思っていませんか?
実はトラップと排水パイプを繋いでいる排水ホースが異臭の原因となっている場合もあったのです!
今回は排水ホースの交換DIYについてのお話です。
排水ジョイント交換後から1年後に・・・。
排水ホースアダプタの施工から1年半ほど経ったある日、またシンク下収納から下水臭が復活しました。
高性能なトラップや排水ジョイントに加え、パテでしっかりと密閉して下水臭対策をしたハズなのに臭ってしまっているので、これはもうバラすしかありません。
かなり面倒ですが、意を決してばらしてみました。
※トラップの分解清掃をせずに排水パイプを交換する場合は【排水パイプを交換する際に必要なもの】へ進んでください。
排水パイプが超狭くなっていた!
はじめにシンク側から、トラップ内の溜まった水を雑巾で吸わせて水分を減らします。
シンク下にバケツを用意したら、トラップに記載されている要領でシンクからボトルトラップを取り外します。
- 外れ防止ねじをゆるめ、ワイヤーを外します
- クイックファスナーを外します
- ゆっくりとトラップ本体を下方向に引き抜きます
この作業に関しては、トラップにも書かれているように水漏れの原因となる可能性もありますので、トラップ本体を外す場合は自己責任でお願いします。

ここから先の画像は自主規制レベルなので文字とイラストのみとなります。
取り外したトラップ自体にはそんなに汚れは付着していませんでしたが、排水ホースには汚れがしっかりと付いてしまっていて管ではなく、指が一本通るかどうかの超狭い状態になっていました。

排水パイプは定期交換がオススメです!
棒(園芸用の支柱を使いました)にウェス(ショップタオルが便利です)を巻いて、排水パイプを突いて汚れ掃除した後、庭でパイプを水洗いしましたが下水臭は残ったままですorz
つまり排水パイプに溜まった汚物の臭いが、排水パイプの壁面を貫通してシンク下で異臭を放っていたという事になります!
臭いが浸透してしまった排水パイプは取り換えるしかないので、急いでホームセンターで新品の排水ホース(サイズが分からない場合は40/50兼用が便利です)を購入して付け替えました。

※排水パイプの穴を覗いた段階で、汚れが酷かったらパイプの交換をした方が結果的に満足できます。
排水パイプを交換する際に必要なもの
排水パイプ交換は特に難しい事はありません。
必要なものを用意して取り替えていくだけの簡単な作業です。
我が家はミヤコのモレスを取り付けていた為、ホースエンドは取り付ける事が出来ませんでしたが、ゴム製防臭キャップの場合は、長さを調整して防臭キャップを通した後に、排水ホースエンド(型番4560-8)を塩ビパイプ用接着剤(型番6301)で取り付けます。
必要な部品と道具
- 流し台ホース(実寸より少し長めに購入しましょう)
- 排水ホースエンド(型番4560-8)ミヤコモレスの場合は不要
- 塩ビパイプ用接着剤(型番6301)ミヤコモレスの場合は不要
- ウォーターポンププライヤー(固いネジを緩める際に必要)
- カッターナイフ(100均のもので十分です)
- メジャー
- バケツ(排水ホースを入れるものとトラップの水滴受け用に2つあると便利です)
- ニッパー(排水ホースを切断する際に芯を切るために使います)
- シリコングリス(防臭ゴムの内側に塗ってパイプの滑りを良くします)
排水パイプ交換時に注意する事
- 排水ホースのネジサイズをトラップのネジサイズに合わせる
40か50なので、ノギスで計測すれば間違える事はありません。 - 排水ホースの長さを適正な長さに調整する
不要な弛みが無いように調整しないと、流れが悪くなります。長めに床下のパイプに沢山差し込んでしまうと、蛇腹のミゾ抵抗と排水パイプの径の細さで汚れが貯まりやすくなります。 - トラップのパッキン(フランジ部)にシリコングリスを塗る
シリコングリス(一般的なグリスはゴムにダメージを与えます)を塗る事でパッキンのねじれや破損を防ぎます。 - 防臭ゴムの内側にシリコングリスを塗る
防臭ゴムの内側は意外と滑りが良くありません。擦れからパイプを保護する意味でシリコングリスを塗ります。 - 排水パイプねじの固定は一番最後に行う
排水パイプのねじれを取ってから最終的な締め込みを行う事で、排水パイプに不要なストレスを与えないで済みます。
まとめ
我が家のように、シンク下の異臭対策をしているにもかかわらずシンク下が臭う場合は、排水パイプが末期状態の可能性大だと覚悟して排水パイプを交換してください。
今回の排水パイプの交換ですが、業者さんに依頼してしまうと、作業料金+部品代(定価請求するところが大半)となってしまいますが、amazonやホームセンターで部材を格安で揃えて自分で交換してしまえばとても安く済みますよ。
最近はトラップの性能が上がった為、シンク側から下水臭がすることは殆ど無いので、洗い物をしている際の排水音で詰まり具合をチェックするしかありません。
シンクの水が流れ切った後に、奥の方で「コポコポ」と音がした時は、汚れが詰まってきているサインです。
でもね、我が家がトラップのお掃除をサボっていた訳では無いんです。
TOTOさんのマニュアル通りに週2回トラップの掃除をして、パイプ洗浄剤まで投入していたにも関わらず詰りを発生させてしまったという事は、掃除方法に問題があるとしか考えられません!
この痛い経験から我が家が辿り着いたオリジナルのお掃除方法は、【ボトルトラップお掃除編】でお話させて頂きます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
はじめまして(*^^*)
我が家もTOTOのキッチンで築5年⋯
一昨日、夕方シンクが詰まり大慌て!
業者さん呼ぶにも夜だし⋯お金かかりそうだし⋯とネットで鬼検索して何とか解決しました ܸ𖦹ࡇ𖦹 ܸ
結果、トラップと排水ホースにヘドロみたいなものがビッシリ溜まってて⋯あまりの臭さに嗚咽し、涙を流しながら取り除きました(泣)
その後改めて、対応策や掃除方法を検索してこちらのページにたどり着き、とても参考になる記事ばかりでしたので、勉強させてもらってます!
為になる記事をアップしていただき、本当にありがとうございました(*^^*)
NICOさん コメントありがとうございます。
地獄のお掃除お疲れさまでした。
TOTOさんのシンクはとても良いのですが、メンテナンスに一癖あるのがネックですよね(^^;
説明書を見ても分かり難いので、わたしも試行錯誤した結果のメンテナンス方法です。
今のところシンク下の臭いも発生していないので現時点での正解かなと思っています(*^^*)