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無印良品 木製フレームソファーの異音対策

アイキャッチ画像 家具

こんにちは、ぷっぷです。
先月、デザインや座り心地がとても気に入り 無印良品 木製フレームソファーを購入しました。

DIYで組み立てましたが、3日後くらいから、座る度に『ギィ』と言った軋み音がし始めました。
説明書に記載されている増し締めを行いましたが、解決しません。

そこで何とかならないかとネットを調べてみましたが、『無印のソファーの軋み音が酷くて返品した』という内容のブログにしか該当しませんでした。
妻もわたしも気に入って購入したソファーだけに、とても残念な気分に・・・。

しかしふと思いついた【ひと手間】を試したところ、軋み音は発生しなくなりました!
※この組み立て方法を試して1週間程経過(1日5時間近く使用しています)しましたが、未だ軋み音の発生はありません。

今回は我が家で行った、組み立て式木製フレームソファーの軋み音対策をご紹介させていただきます。
※この方法は、無印良品以外の組み立て式のソファーや椅子の軋み音にも応用が可能かと思います。

無印良品 木製フレームソファーの画像

組み立てソファーの増し締め

先ず我が家で行ったのが、取扱説明書にも記載されている増し締め。

取り扱い説明書の【重要なお知らせ】の【行う】の項目部分(赤枠部分)を見て見ると、使い始めはゆるんでいる事があるらしく、増し締めが推奨されています。


早速ボルトに六角レンチを差し込み回してみると、殆どのボルトが3回転程回せました。

しかし翌日から軋み音が再発。
一度バラシてから再度組み上げようと思い、ソファーを分解してみたところ、事件が発生しました。

ポロリ事件が発生!

ソファーを再組立てするために分解している途中、背もたれを固定する金具からポロっと何かが落ちてきました。

木ねじのネジ切れ画像

木ねじの頭が取れてしまっています。

このパーツは工場で固定されているパーツなので、製造過程で木ねじを締め込み過ぎてネジ切れた状態で出荷されてしまったようですが、金具自体は残りの木ねじ2本で枠にしっかりと固定されていたので、これだけが軋み音の原因とは言いきれません。

ネジ切れは初期不良対象になると思い、購入した店舗に写真持参で相談をした結果、気持ちよく対応して頂き、新品商品に交換して頂ける事となりました。

ストレスフリーな組み立て方を考える

代替ソファーが届くまでに暫く時間があったので、説明書を眺めていると、ある違和感に気が付きました。

取説画像1

ソファーを横倒しにして、仮止めしたボルトをしっかりと締め込んでから本体を起こす・・・。
確かにこの方法だと力も入りやすく作業もしやすいです。

でもね、ここが重要なポイントだったのです!

この図に重力の向きを書き加えてみると、わたしが感じた違和感が分かると思います。

取説画像2

この説明書の状態では、重力がソファー背面から前方に掛かっている状態で固定するので、部品の精度が高くなかったり、はめ込み金具の掛かりが浅かったりした場合、使用時に部品同士のズレが生じて軋み音の原因になっているように思えました。

そこで我が家では、ボルトを仮組した状態でソファーを接地させて、重力を掛けた状態で六角ボルトを締め込む1G締めを試してみました。

1G締めとそのメリット

車好きの方なら聞いたことがあるかと思いますが、足回り部品(アッパーマウント/ロアアーム/テンションロッドなど)を接地した状態(重力が掛かった状態)で規定トルクで固定し直す1G締めという整備方法があります。

この1G締めをすることで、不自然な方向への突っ張りが無くなり、足回り部品がスムーズに動くようになり、車が本来の動きを取り戻してくれます。

つまりソファーに座るだけでネジが緩むというのは、組み立て時に固定した状態と本来(理想)の状態にズレが生じていると推測出来ます。

という事は、使用する状態で組み立てれば、ズレは最小限で済むハズです。

このような理屈から、今回ソファーの組み立て時にこの1G締めを採用しました。

取扱説明書に無いひと手間

基本的には説明書に記載されている要領で組み立てていきますが、固定ボルトの本締めを行う前にひと手間加えるだけで、1G調整された組み上がりとなり、軋み音対策になります。

使用する工具

組み立て家具は、添付されている工具で組み立てる事で、適正なトルクで組み立てられるので、必要以上に長い柄の工具やトルクの強い電動工具はネジを破壊してしまうため使用しない方が吉です。
※添付工具が精度の悪い粗悪な工具の場合は、手持ちの工具を使用しましょう。

今回、無印の木製フレームソファーを1G締めで組み上げるにあたり、床面との隙間は狭い箇所で10cmほどしかありません。

無理な姿勢での作業となるので、添付されているボールポイントの六角レンチだけでは作業は困難です。

そこでわたしは、電動ドライバー(柄がボール状の電工用のタイプが便利です)に六角のビットを取り付けて使用しました。
手回しも出来るタイプの電動ドライバーだと最後にグッと手で締める事が出来るのでオススメです。

また、仮止めの段階で六角ボルトにネジ止め剤をネジに添付しておく事で緩み防止にもなります。
今回わたしは、3M社の中強度/中粘度タイプ(青液)を使用しました。

仮組の後に1G締めで固定

上記の道具を使い、説明書の【5】③を行う前に、ソファーを接地させた状態にして、六角ボルトを締めれるだけ締め込んでいきます。

この時にボルトは下図の要領で対角で固定していきましょう。
はじめに赤丸を番号順に固定した後に、青丸を順番通りに固定すると均等に固定する事が出来ます。

ねじ止め画像

ソファーを接地した状態でボルトをしっかりと固定したら、組み立て説明書の【5】③の状態(ソファーの前面が下に来る状態)にして、最終的な締め込みを付属の六角レンチを用いて行います。

接地状態で締め込む際は無理な姿勢でボルトを締め込んでいるので、必ずこの作業を行ってください。
※この時も対角で固定するようにしましょう。

ここも緩みが無いかチェック!

説明書に記載されている六角ねじだけを締め込むのではなく、フレームを固定している木ねじもプラスドライバーを使ってしっかりと固定する事で、より軋み音が発生し難くなります。

追加増し締め箇所画像

赤丸の箇所のゆるみは軋み音の原因となるので、増し締めしておきましょう。
我が家に新品で納品されたソファーも数本の木ねじが緩くなっていました。

また青丸の箇所はソファー座面方向へ向かっている木ねじは座面材質が柔らかいので、締め込み過ぎると木ネジが効かなくなるので注意が必要です。

そしてこの箇所にはネジ緩み止め剤は不要です。
ネジ緩み止め剤は、空気が無くなる事で硬化し効果を発揮するので、木材に打ち込む木ねじには塗っても硬化しないので意味がありません。(プラスチック・配管系統・塩素と強酸化環境にも不可です)

以上が無印良品 木製フレームソファーの1G締めの手順になります。

最後に

使用する状態(重力の向き)で組み上げるだけで、使用時に無理のない部品の固定となるので、異音が発生し難くなります。

無印良品に限らず木製フレームの組み立て式ソファー(椅子)でフレームからの軋み音にお悩みの方は、是非一度1G締めとネジ緩み止め剤(青液)を試してみてくださいね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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