こんにちは、ぷっぷです。
みなさん、車のバッテリー交換ってどうしてますか?
我が家は2台共にDIY交換です。
ディーラーにお任せするのも良いですが、DIYだとお得に高性能バッテリーへ交換する事が可能です。
今回は、我が家のアウトランダーPHEV(GG2W)を例に、バッテリー交換DIYの注意点と手順を紹介させて頂きます。
因みに車のバッテリーは、5年を目安に交換されているパーツですが、アウトランダーPHEVでディーラーにて補機バッテリーを交換すると約6万円の出費となりますが、バッテリーをネット購入してDIY交換してしまえば半額以下で済んでしまいます。
アウトランダーの補機バッテリーはトランク下部
アウトランダーPHEVの補機バッテリーは、エンジンルームではなくトランク下部に収納されており、ネジを5つ外す事でアプローチが可能となります。
余談ですが、バッテリー上がりで給電する場合は、エンジンルームより給電する形になります。
また、純正のバッテリーサイズは、S46B24L(S)というサイズになり、D端子(大きめの端子)を使用したバッテリーとなります。
社外バッテリー交換に必要な事前作業(太軸バッテリー編)
アウトランダーPHEV(GG2W/GG3W)の補機バッテリーを社外品で代用する際には、バッテリーの端子を細軸へ変更(D端子→B端子)する必要があります。
この端子変更は、純正部品を購入して付け替える方法と、スペーサーを使用する2つの方法があります。(わたしは純正部品を交換して付け替えました)
因みにこの太軸端子はアウトランダー以外でもあります。
バッテリーサイズの極性を示すLやRの後ろにSと表記があるタイプは太軸端子となるので、太軸タイプのバッテリーに交換をするか、端子交換(含スペーサー)をする必要があります。
端子交換をする場合に必要なもの
- 純正B端子(MU000585)※1
プラス側の端子交換に必要です。各ディーラーにて取り寄せ可能です。
※1:アウトランダーと表記は無くランサーと表記されていますが使用可能です。 - B端子用マイナスケーブル(EA812JZ-30A)
エスコの線形30sqのタイプに変更しました。
端子を交換する際は、バッテリーと端子を切り離した後、写真にある赤色のカバーと赤丸のネジを外す事で端子が取り外せるようになります。
※写真はバッテリー交換後の写真です。
スペーサーを使用する場合に必要なもの
- B端子用スペーサー(素材も色々あります)
・audio-technica製 TAD-2(真鍮)
・㈱アマカム製(日本製)太端子変換 アダプター(鉛)
・ガレージドットコム(海外製)変換アダプター(銅) - 打ち込み用のゴムハンマーと当て木
当て木とゴムハンマーを用いることで、傷付きを防止しながらスペーサーをしっかりと打ち込めます。
D端子のバッテリーに交換をする
社外バッテリーでD端子を採用しているのは、オプティマのイエロートップ(YT80B24Ⅼ2)です。
こちらであれば単純にバッテリー交換のみで済みます。
因みにこのバッテリーはガスを発生させないので安全性は純正品よりも高いかと思います。
バックアップ電源について(全車種で推奨)
バッテリー交換をする事により電源が遮断され、メモリが消失するのを防ぐため、バックアップ電源を設置します。
このバックアップ電源の取り方は3通りあります。
- エンジンルームのジャンプスタート用の端子を使用する方法
ヒューズボックス内の+と表記されている部分に+を繋ぎ、-はボディーアース。 - バッテリーケーブルに繋げる方法
作業し難くなりますが、補器バッテリーに繋がっている+コードとボディーアースを利用します。 - OBDⅡコネクターを使用する方法
専用のツールを(ボンネット解錠レバー付近にある)OBDⅡ端子に繋げます。
わたしはこの方法でZC33S(スイフトスポーツ)のバッテリーも交換しています。
バッテリーケーブルやジャンプスタート端子に接続する際(1や2の場合)には、モバイルバテリーが便利です。
またバッテリー上がりの際にも活用できるので車両に積んでおくと安心です。
バッテリーをDIY交換する(全車共通)
バッテリーの交換自体は難しくありません。
カー用品店などでは、交換工賃がディーラーに比べて安く設定してバッテリーの価格も安いのでお得感がありますが、通販でバッテリーを購入してDIYで交換した方が、商品価格が断然安くなるので結果的に一番お得です。
バッテリーを購入する際にチェックする事
搭載可能なバッテリーのサイズをチェックします。
車載されているバッテリーの型番を見るか、サービスマニュアルを見る事でバッテリーのサイズが分かります。(アウトランダーPHEV(GG2W~GG3W)の標準バッテリーサイズはS46B24Lです)
今回の交換では容量アップも考えて、Panasonicのカオス(S55B24L/HV)を採用しました。
車に乗る頻度が少なかったり、電装品を多くつけている場合は、バッテリーの容量アップをオススメします。
バッテリー記号の見方
バッテリーの性能やサイズを表す記号は、各メーカー共通化されています。
例として、S55B24L/HVを見ていきましょう。
- 55(はじめの2桁の数字)
容量を表していて数字が大きい方が高性能になります。 - B(はじめのアルファベット)
短側面のサイズを表していてA~Hまでの8パターンがあります。 - 24(次の2桁数字)
長側面の長さ(cm)を表しています。 - L
プラス端子の位置(LかR)を表しています。これは見方が分かり難いのですが、短側面でプラス端子がある方を下にして右にあるか左にあるかで判断します。 - HV(Panasonic カオスの場合)
ハイブリッド車用を表しています。ちなみにカオスではA4がアイドリングストップ車用となっています。
バッテリーを購入してDIY交換する場合は、廃バッテリー回収サービスのある販売店さんで購入すると処分も楽チンです。
バッテリーの交換手順
バッテリーの交換は基本的に難しい事はありません。
ただし最近の車は、電源OFF後にシステムが動いている場合もあるので、交換する際はマニュアルを見て注意事項をチェックしておきましょう。
因みにアウトランダーPHEVの補器バッテリー交換の際は、サービスマニュアルに記載されている通り、パワースイッチをOFFにしてから2分後は、ケーブルを外さないようにします。
※他車種の場合も必ず確認しておきましょう。
古いバッテリーの外し方
- バックアップ電源を接続します。
詳しくはこちら! - バッテリーの-端子を外します。
ショートを防ぐために必ずマイナス側から外しまします。 - プラス側の端子を外します。
- ガス放出用のチューブを外します。
アウトランダーはマイナス側のサイドにあります。 - 固定ねじを外して古いバッテリーを車体から降ろします。
- 新しいバッテリーの付け方
- 新しいバッテリーを車に積み固定ねじで固定します。
- ガス放出用のチューブを取り付けます。
- プラス側の端子を取り付けます。
- マイナス側の端子を固定してます。
- バックアップ電源を外して終了です。
まとめ
今回交換に要した道具は、スパナとドライバー、メモリーバックアップ電源と軍手だけです。
特に神経質になる作業も無く、簡単にお安く高性能なタイプへ交換できるのでバッテリー交換はDIYがオススメです。
またバッテリーの交換時期に関しては、感覚頼り(私はバッテリー上がりが怖いので3~4年で交換しています)になってしまいがちですが、Panasonicのバッテリーでは、バッテリー寿命判断ユニット(ハイブリッド車などの補器バッテリーには使用不可です)があるので、こちらを頼りに交換時期を見極めるのも良いのかもしれませんね。
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