先日、三菱エアコン 霧ヶ峰 MSZ-GE225 のルーバーが故障したのでDIY修理してみたので、今回はルーバー駆動ユニットの部品調達と交換方法についてご紹介します。
原因はモーター?
ある日を境に、エアコンのフラップが異音を発して正常に機能しなくなり、電源を切る際も異音と共にフラップが定位置に固定されずに、だらーんと口を開いた状態で停止するようになってしまいました。
前面のカバーを外して状態を確認してみると、この風向の調整をする羽はモーターに直結されているため、修理はモーターユニットの交換となりそうです。
メーカー修理
我が家の霧ヶ峰は新築時(2015年)に購入したので保証期限切れです。
そこでネットで修理代金を検索してみると、メーカー修理代金の目安は14,300円~27,500円との事。
※メーカーサイト エアコン修理代金の目安
メーカー修理は安心ですが、モーターを交換するだけの作業であれば特に難しい事もなさそうなので、今回は自分で交換修理してみる事にしてみました。
しかしモーターの形状と印字されたものから判断すると、ニデックインスツルメンツ株式会社(旧 日本電産サンキョー)の特注品っぽいので部品の調達が問題です。
因みにメーカーの製品情報サイトを覗いてみると、このモーターはカラクリユニットのルーバー駆動ユニットと言うそうです。
部品調達
個人でメーカーから部品を購入する事は難しいと思われるので、型番を手掛かりに代替品を探してみました。
モーターに印字されている記号(多分型番)はMSBPC20M16 DM61J483H02 で、仕様は12V/250Ωです。
Amazonとアリエクでヒットしますが、それ以外は出てきませんでした。
怪しさ満点ですが値段的には試す価値ありです 笑
モーターユニット比較
Amazonで購入したルーバー駆動ユニットが届いたので比較してみます。
ロットナンバーとメーカー名の印字以外は同じです。
怪しげなシールが添付されている以外違いは見当たりません。
ルーバー駆動ユニットを交換してみる
届いたルーバー駆動ユニットに交換していきます。
必要な工具は、エアコンカバーとルーバー駆動ユニットを外すためのプラスドライバーのみです。
① 電源を切り、電源ケーブルをコンセントから外します。
② 赤丸部分にあるカバーを外してプラスドライバーでネジを外します。
③ 赤丸部分の乳白色の(皿形状の)ロックピンを外します。
④ ロックが外れたらルーバーをたわませて取り外します。
⑤ ルーバー駆動ユニットに繋がっているカプラーを取り外します。
このユニットが固定されている部分は簡単に外れますが、排水の受け皿がドレーンホースに繋がっているため、ドレーンホースのロックを解除して外します。
上の画像はルーバーユニット部分が外れています。
赤丸部分に排水受けにある排水パイプを固定する爪があるので上方向へずらして外します。
排水受けは汚れているので、ついでに排水受けのお掃除しておきましょう。
⑥ 赤丸部分のネジを外してルーバー駆動ユニットを購入品へ交換します。
この時にケーブルとルーバーを受ける軸(白いピン)も移植します。
※ユニット側のケーブルカプラは外しにくいので交換するユニットを参考に爪の位置を確認しておくとスムーズに取り外す事が出来ます。
後は逆の手順で組付けて終了です。
壊れたユニットを分解してみた
折角なので壊れたルーバー駆動ユニットを分解してみました。
分解するまではギヤが欠けてしまいフラップが正常に機能しなくなったのかと思いましたが、目視で確認する限り欠けは一切見当たりませんでした。
再度逆の手順で組み上げて動かしてみましたが、一定のトルクが掛かると手ごたえが無くなる感じなので、どうやら内部でシャフトズレが生じて歯車がかみ合わなくなってしまったと推測されます。
原因の考察
我が家の寝室に設置してある霧ヶ峰MSZは、フラップ角度を一番下に調整していても、一定時間が経過すると勝手に上向きに調整されてしまいます。これは冷房運転中に下向きにしていると、羽根に冷風が当たって結露し水滴が滴下するので、風向きが自動的に一番上になるように調整される機能のようです。
フラップが上向きになった時に何気なく手でフラップを掴んで下げたことがあったので、多分それが原因かと思います・・・。
今後は面倒でもフラップはリモコンで調整していこうと思います(^^;
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