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カバーを使わない!エアコン室外機の熱対策

アイキャッチ おうちの管理

こんにちは、ぷっぷです。

みなさんもご存知かと思いますが、電力会社各社は現在の規制料金を約28%~45%値上げする旨を経済産業省に申請し、容認されれば6月1日から実施されます。
しかし現在この件に対して動きがあり、経済産業省は、原油や石炭、LNGの輸入価格が下落傾向にあるので、値上げ幅を圧縮し改めて申請し直すよう指示したそうです。

まぁ、いずれにせよ節電の夏となる事は必至ですね(^^;
さらに最近の陽気からすると、エアコン(クーラー)の使い初めは早まり、稼働率もUPしそうな予感。

今からしっかりと工夫して夏に備えていきましょう!

という事で、今回は少し早いですが「エアコンの熱対策」についてお話しさせて頂きます。

なぜ室外機の熱対策が節電に有効なの?

今では一般的になってきたエアコン室外機の日よけ対策。
ではなぜ日よけ対策が有効なのでしょうか?

エアコンは室内の熱を室外機(冷媒)を通して熱交換して室内を涼しくしています。
だから室外機の周りの温度が高いと、室外機から効率よく熱を排出しにくくなるので、大量の電力を消費してしまいます。
だから室外機やその周辺の温度を下げる事が節電に繋がるのです。

室外機カバーの意外な盲点

室外機の熱対策と言うと、室外機カバーを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は機能低下を招いたり故障の原因となる恐れがある事をご存知でしたか?

色々なデザインや種類があり、武骨な室外機のイメージを一変してくれますが、エアコンを使用する際には性能低下に繋がるマイナス要因の方が多くなってしまうので、エアコンを使用する際はカバーを外してから使用しましょう。

室外機カバーがダメな理由

  • 熱が籠りやすい
    各面を板で覆う事により排熱し難くなってしまいます。
  • ショートサーキット現象を招く
    室外機が排出した空気をカバーやフィンなどが跳ね返し、再び吸い込んでしまうと電気代が高騰してしまうだけでなく、最悪の場合エアコンの運転が停止してしまいます。
  • 雨に当たらない
    実は室外機は雨にあたる事で(特に背面のアルミフィン)汚れを落としています。
室外機カバーイメージ
ファンからの風が遮られ、雨も当たりません。

良く見かけるアイツは?

ホームセンターなどでよく見かける屋根だけタイプのもの。

実はこれもエアコンメーカーさんによれば、好ましくないとの事。
なぜ好ましくないのかと言うと、屋根を付けてしまう事で雨によるクールダウン効果が得られなかったり、アルミフィンの汚れを洗い流す事が出来なくなる可能性があるからだそうです。

また、強風で外れている無残な光景もよく目にしますよね。

室外機カバーイメージ
風の影響を受けたり、雨が当たらなくなってしまいます。

我が家で行っている効果的な直射日光対策

エアコンメーカーさんによると、場所に余裕があるなら落葉樹で木陰を作ってあげる事がもっとも効果的との事。
また、暑い時間帯だけ「たてす」を立てかけてあげるのも良いそうです。

木陰イメージ
風情も出るのでオススメです。

しかしマンションなどベランダ部分に室外機を設置していたり、スペースに余裕が無いと困ってしまいますよね。
そんな時は、室外機の天板自体を遮熱加工してしまう方法がオススメです。

我が家でも天板のみこれを貼って直射日光を防いでいます。

異物感が無い見た目なので、スッキリと遮熱対策したい方にもオススメです!

施工に必要なもの

  • ものさし
  • マスキングテープ
    仮止めをしながら貼っていくと綺麗に貼れます。
  • カッター
    ハサミよりカッターで切断した方が仕上がりが綺麗です。
  • スキージー(気泡抜きをしない場合は使いません)
    水貼りをする際に使います。
  • 霧吹き(水貼りをしない場合は使いません)
    水貼りをする際に使います。

施工手順

室外機天板へ遮熱シートを貼ってみました。
  1. 室外機の寸法を計測し、遮熱シールを必要な長さに切り分けます。
  2. 写真のように角を合わせて、マスキングテープで一辺を固定しながら貼っていきます。
    この際に、裏紙は残しておき貼る直前に剥がします。
  3. 裏紙を剥がしたのり面に霧吹きで水をスプレーして濡らします。
  4. 遮熱シールを天板面に端から少しずつ当てて、スキージーで水分を出しながら貼っていきます。
  5. これを繰り返して終了です。

因みに私は、各シールの合わせ目と各シールの端をアルミテープ(10mm)で補強しておきました。

アルミテープの枠が目立ってしまうので、端補強は賛否割れるところですね。

まとめ

武骨な外観なので隠したい気持ちはわかりますが、室外機のデザインが長年殆ど変わらないというのには、それなりの意味があるからなんですね。

我が家もはじめはデザイン性の高いルーバータイプのカバーを考えましたが、色々と調べていくうちに機能を損ないたくないので、遮熱シール加工をしました。

屋外での作業となるので、暑くなってからではなく、春先の過ごしやすい時期に施工するのがオススメです。


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